家庭でできるツボ治療
咳、痰
まず安静、水分補給が大切
咳は軌道に入った異物や軌道内の粘膜からしみ出る分泌物である痰を外に排除しようとする反射です。咳が出るのは、風邪や気管支炎、ぜん息、心臓病、煙草の吸いすぎによるものなどいろいろな原因によりますが、その息苦しさ、不快さは大変つらいものです。また、激しい咳は体力を消耗させます。咳の発作が起こった時は、次のツボを刺激してみてください。効果があるはずです。
ツボの探し方
? 太淵-----5本の指を広げると、手のひら側で親指の根元あたりで太い筋がでます。この筋の内側お軽く圧したときに痛みを感じるところが「太淵」です。咳、端に効くツボです。
? 大椎-----後ろ首中央にあるツボ。頭を少し前下げ、肩を動かさないように首をゆっくり左右に振ったとき、首の後ろの付け根の真ん中の動く突起の下(第七頸椎棘突起と第一胸椎棘突起の間)にあります。大椎のツボへの温熱刺激は鼻水や咳がほとんど出ない風邪に効くツボです。
? 尺沢-----肘を伸ばして、肘の内側にできる横じわの、親指側のくぼみにあるツボ。このツボへの刺激はしつこい咳を止める効果があります。(線香灸または、煙草灸の後米つぶを貼る)
? 中府-----鎖骨の端のすぐ下のくぼみから、約2センチのところにあるツボ。ここを指圧すると咳や痰を止めるのに効果があります。中府は呼吸器をと整えるツボで、肺を病んだとき、色々な症状がここに集まるとされています。ぜん息の発作にも効くツボです。(指圧)
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